予算追加し再開
愛知県蒲郡市が昨年10月から実施している住宅リフォーム助成制度は、申請数が2月16日時点で411件、助成額は3400万円、全体工事額は5億9600万円と、経済効果は助成額の17倍以上にもなります。
同市の「住宅リフォーム促進事業助成金」事業は、市内の施工業者を使って屋根や外壁の改修、床や畳の張り替え、窓ガラスの交換など、住宅のリフォームをすると、工事費の10%(最大で20万円)が助成されるもの。
日本共産党市議団の提案で、県内で初めて導入されました。
下水を処理する浄化槽を設置し、汲み取り式トイレを水洗式にリフォームするという男性(76)は、「本当に助かります。お金さえあればすぐにでもリフォームしたいって人はたくさんいるはず。ちょっとでも援助が出れば、みんな思い切れます」と話しています。
当初の2000万円の予算は申請が殺到し、2カ月で使い切り受付を終了しました。
予算の追加を求める党市議団に対し、金原久雄蒲郡市長も「(リフォーム助成は)すごい効果。考えていきたい」と答弁。今年2月から新たに5000万円の予算を組んで受付を再開しました。初日には、100件以上の申し込みがありました。
提案したひえの佳代市議は「再開後は個人経営の施工業者の割合が増えるなど、零細業者にまで仕事が直接まわる効果が現れています」と話します。(2月20日)
浄化槽と水洗トイレの設置予定場所を説明する男性(左)とひえの市議(右)