愛知県社会保障推進協議会は2月16日、参詣客でにぎわう笠寺観音(名古屋市南区)前で、後期高齢者医療制度の廃止を求める国会請願署名を呼びかけました。1時間余で85人が署名。介護保険制度の改善を求める国会請願署名には67人が賛同を寄せました。
マイクをもった西村秀一県愛知県保険医協会事務局長は「世論の力で、誰もが安心して医療や介護を利用できるよう改善させましょう」と呼びかけました。
乗っていた自転車を止めて署名した男性(73)=南区在住=は「後期高齢者医療制度はすぐに廃止してほしい。国民健康保険料も高いので、引き下げてもらえると助かるね」。会社オーナーの男性(80)=同=は「不況で所得が減っているときに、庶民の負担を少しでも減らすのはとても大事なことだ。市長選では、報酬引き下げに共感して河村氏に投票したけど、市長の独走には反対だ。介護や医療を含めどんな市政にするのか、真剣かつオープンに討議し、市民のためになる議会になってほしい」と語っていました。(2月18日)