愛知県労働組合総連合(愛労連、榑松佐一議長)は12月19日、第44回臨時大会を開き、▽雇用確保を軸にたたかう▽賃金切り下げに歯止めをかける▽地方政治の革新―など2011年春闘の方針を確立しました。
梅野敏基副議長が幹事会を代表し「大企業の内部留保を吐き出させて賃上げと正規社員が当たり前の社会をつくり、知事選といっせい地方選で政治の流れを変えよう」と呼びかけました。
医労連の代表は「7割の医療労働者が慢性疲労で、命の危険にさらされている。賃上げしなければ人材は確保できない」と訴え。愛高教の代表は「就職希望の高校生にも採用内定取り消しが続いている。奨学金を借りた学生は卒業と同時に多重債務者になる」と指摘しました。「ワーキングプアをなくさないと無年金者が大量に生まれる」「すべての労働者の賃上げ要求をかかげてたたかう」の発言もありました。
千種・名東労連の代表は「新卒者や中小企業支援、まちづくりシンポ、農民連と共同しTPP(環太平洋連携協定)反対行動など、内需拡大の春闘をたたかう」と述べました。
民主党政権がすすめる保育「新システム」や公立病院つぶしに反対するたたかい、中小業者の切実な声を地方選挙に生かすたたかいなどの発言もありました。
大会には、「革新県政の会」のどい敏彦知事予定候補、日本共産党の岩中正巳県委員長が、激励あいさつにかけつけました。(2010年12月22日)