名東区市議選には、高橋すすむさん(60・新)が前回失った日本共産党議席の回復をめざして、立候補を予定しています。
高橋さんは行政書士。行政への書類の作成を通じて中小業者とかかわり、経営の危機的状況を実感しています。
「1人で営業しているような零細な建設業者にも仕事が回る住宅リフォーム助成をぜひ実現したい。景気を刺激して元気な名古屋をつくりたい」
高橋さんは、消費税の増税に反対です。中小業者は一定の売り上げがあっても利益が出ていないきびしい現状です。
「懸命にがんばって売り上げを伸ばしても、容赦なく消費税が課税されます。中小業者は消費税を転嫁できず、滞納せざるをえない状態です」
市議会に出たら、国民健康保険料の引き下げは「すぐに要求する政策」です。「業者は『これだけは払わないといけない』と国保料を必死に納めています。市は少し滞納すると短期保険証を発行します。苦境にある中小業者を応援すべきです」と語ります。
高橋さんは名城大学卒業後、民主商工会の事務局などを経て、1989年に行政書士登録。92年に名東区で開業し現在、名古屋東部民主商工会の会長を務めています。業者運動でつちかった経験を市政に生かそうと全力を挙げています。