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福祉のあふれる犬山に 市長選決起集会

 
 愛知県犬山市の「市民が主人公の犬山市をつくる会」(日本共産党も参加)は11月10日、来月5日に告示(12日投票)される市長選挙で、渡辺あきよし(昭美)市長予定候補(66)=元市助役、現在市社会福祉協議会長=の勝利をめざす決起集会を同市で開き、150人が参加しました。
 4年前に初当選した田中志典市長(52)は「道路建設が最大の福祉」と公言し、市民の暮らしを応援する?心?がありません。市の介護保険利用料減免は利用者ゼロ、就学援助の利用者も近隣の町よりも少なく、国保税滞納者への差し押さえは1件あたり77万円で県下8番目の高水準です。広域ごみ処理場建設では、地元の反対を強引に押し切り、住民の怒りがわきあがっています。
 市政を変えようと、党派の違いを越えて話し合いが重ねられ、市民が共同する「犬山ひまわりの会」が渡辺氏を擁立。「つくる会」も渡辺氏の支持を決めました。
 「つくる会」の吉田善彦代表は、集会参加者に「幅広い共同を力に、市民の声が届く?市民が主人公?の市政をつくろう」と呼びかけました。
 渡辺氏は「みなさんと一緒に福祉の心あふれる市政をつくる」とあいさつ。▽地域医療を充実し、国保税の負担軽減▽介護施設の整備、コミュニティバスの運行改善▽地元無視のごみ処理施設建設を白紙に戻し、市民が第一の市政運営に転換▽大開発に頼らない犬山の活性化、有料ゴミ袋制見直し、合理性ある行政推進―などの公約を述べ、支援を訴えました。
 参加者から「渡辺さんはいつも市民を励まし、福祉充実の先頭にたった人」などの期待の発言が続き、日本共産党の岡覚市議も、先頭にたってたたかう決意を表明しました。(2010年11月13日)