暮らしを守って東奔西走
大企業の下請け町工場が密集する南区では一昨年の経済危機が直撃しています。
仕事に就けない若者の声、経営の先が見えない中小業者の悲痛な声、負担増に苦しむ高齢者の怒りの声が街にあふれています。
佐野たかふみさんは南民主商工会に勤務し30年。中小業者の営業を暮らし守る先頭にたってきました。佐野さんは中小業者をはじめ困っている人たちの相談と解決に走り回る毎日です。
9月14日、失業し高架下で1年近く野宿生活をしていた69歳の男性が事務所に駆け込んで来ました。男性は「体調も悪くお金もない。何とかしてほしい」との訴え。佐野さんは即刻、男性とともに区役所に行き相談。その日のうちに緊急宿泊所に入居でき生活保護も受けられるようになりました。
今月2日、南区公害患者の会有志後援会が開いた「私たちの暮らしと名古屋の未来を考えるつどい」に参加。佐野さんは河村市長が強行する大企業・金持ち優遇減税や市民サービス切り捨てを批判し、日本共産党の低・中所得者層を支援する生活支援政策を説明しました。
参加者からは「河村市長の政策は税金の無駄遣い」「再び南区の日本共産党の議席獲得のためがんばる」などの決意が語られました。