河村たかし名古屋市長が主導する市議会解散・リコール署名が始まったのを受け、同市の日本共産党市議と党組織は8月28日、29日の両日、対話と宣伝に全力を上げました。
市議団の見解「河村市長の議会解散運動に反対です―議会否定の暴挙を許さず民主主義を守りましょう」を有権者に届け、市政アンケートや国保料引き下げなどの署名で対話し、「しんぶん赤旗」読者を増やす活動などをすすめました。
港区の山口清明市議は29日、午前中の対話で、「国保料値上げは許せない」「私らの暮らしのことで親身になってくれるのは共産党だ」などの激励を受けて2人の「赤旗」読者を増やし、正午から市営住宅前でマイクを握って訴えました。
山口市議は「河村市長のねらいは、市長と意見が違う議会を認めず、?市長言いなり?議会をつくる危険なものだ」と批判。市長の「金持ち減税」を庶民減税に切り変える建設的提案をし、議会改革をリードしてきた党の論戦を紹介し、「雇用確保、景気対策、医療や介護など負担軽減に全力をあげる」と訴えました。
猛暑の中でもベランダから顔を出して訴えに聞き入る姿が目立ちました。73歳の女性は「市長はテレビによく登場し、マスコミも市長の?持ち上げ?ばかりだが、庶民の暮らしのことは眼中になく、このままでは名古屋市はだめになる。許せない」と言いました。
山口議員は「ある党支部の報告では『市長に期待する声が約半分』とあったが、党市議団の見解を説明し、切実な暮らしの実態と要求実現への道を語り合えば、党への期待や激励の声に変わっていく。文字通り全有権者規模の対話に挑戦し、議席を守り抜きたい」と話しました。 (2010年8月31日)