ひろげよう憲法を守る話と輪―。あいち九条の会は8月1日、地域・職場・分野別九条の会第7回交流会を名古屋市で開き、約50人が参加しました。
代表世話人の小林武・愛知大学法科大学院教授が情勢報告をし、政治のゆらぎと国民の閉そく感の強まりのなかで、憲法9条を守る「会」の発展が重要だと述べました。
成瀬昇代表世話人は「参院選後の国会は改憲派が増加したが、マスコミ調査で国民はすべての年代で『9条を守る』が多数派だ。『憲法改正は必要ない』の意見が年々増加傾向にある」と報告。草の根から憲法を守る声と運動を広げようと呼びかけました。
九条の会・尾張旭の筒井洋さんは、しゃべり場、戦跡めぐりなど多彩な企画や宣伝、ニュース発行などの活動を報告。「ボランティアの協力で『九条かわら版』を地域やマンションに配布し、配布地域を徐々に増やしている。会議は何でも言い合える雰囲気で、押し付けはせず、新しい発見を大切にしている」などと述べました。
瀬戸市の代表は「5周年企画で、会場への子どもの出入り自由としたら、若い父母が実行委員会に参加してくれた。子どもが舞台から紙ヒコーキを飛ばし、?元気があり良かった?の感想が寄せられた」と発言。春日井市の代表は、132人の芸術家の出展で成功させたアート展について「?平和でなければ自由な創造はできない?の呼びかけが共感を呼び、大きな広がりをつくりだした」と報告しました。
「会員の9条を守る決意などを書いた紙を貼り合わせ、九の字が浮かび上がる旗をつくった」(名古屋市中川区・富田地域)の発言もありました。(2010年8月4日)