「名古屋市政の民主主義を守る市民の集い」が5月25日、名古屋市中区で開かれ、95人が参加しました。市民から、河村たかし名古屋市長(元民主党衆院議員)の議員定数半減案への批判が相次ぎました。
主催は、1月8日に議員定数半減に反対する共同アピールを発表した水田洋名古屋大学名誉教授ら著名13氏。
主催者あいさつで水田氏は「市議半減は民主主義の危機だ」と警鐘を鳴らしました。アピール賛同者は3500人を超えています。
河村市長は、議員定数75を38に削減、年約1513万円の議員報酬半減―などの条例案を6月定例議会で再々提出するかまえです。2月定例議会と4月臨時議会の2回否決されています。
集いでは、アピール呼びかけ人の、大島良満「消費税をなくす全国の会」常任世話人が経過を報告。小林武愛知大学法科大学院教授(同)が「名古屋市政の民主主義の発展のために―議会の役割を考える」と題して講演しました。
議会からは、わしの恵子日本共産党市議団長と、杉山ひとし「市民会派氣魄」代表が出席しました。
参加した中浦てる子さん(69)=西区在住=は「議員が減ると私たちの声が市政に届かなくなる。マスコミを使って世論を惑わす河村市長の手法は許せない」と語りました。(2010年5月28日)