愛西市(定数24―6減)、清須市(定数24―12減)、北名古屋市(定数24)の各市議選が今月11日告示・18日投票でおこなわれます。
3市とも近隣町村との合併で誕生した新市。合併後の市のあり方が大きな争点となっています。
合併後、清須市では選挙の投票所が25カ所から15カ所に削減され、広報も各戸配布廃止。インターネットで調べるか役所に出向くしか行政情報を知ることができなくなりました。現在4カ所ある学校給食センターを1カ所に、保育園を13園から8園に減らす計画もあります。
愛西市では、旧立田村と八開村の保健センターの統廃合が強行されました。さらに旧自治体ごとにある分庁舎(旧役場)を市役所に一本化。分庁舎は出張所に格下げされようとしています。
市民からは「保育園の合併はやめてほしい」(清須市)、「介護相談など行くのに不便になる」(愛西市)などの不満が噴出しています。
各市の日本共産党議員団は「暮らし・福祉充実を」と活動。中学校卒業まで入通院とも医療費無料化(清須市)、全小中学校校舎の耐震補強(愛西市)、バス停増設など巡回バスの充実(同)など、市民の要求を実現しています。
日本共産党の各候補者は国保税引き下げなどの公約を掲げ、「市民の声が届く市政を」と訴え議席獲得に全力をあげています。同党愛知県委員会は「東海市議選の教訓を活動に生かし全員当選に全力をあげる」と話しています。
日本共産党の予定候補は次の通り。
◇愛西市
永井 千年(現61) 加藤 敏彦(現54)
下村 一郎(新69) まの 和久(現47)
◇清須市
佐々木ゆき子(現42) 加藤みつのり(前46)
◇北名古屋市
渡辺こうぞう(現66) 大原 久直(新65)