改憲阻止へ運動大きく
「あいち九条の会」の結成5周年のつどいが2月27日、名古屋市中川区で開かれました。県内の草の根の「会」代表ら120人余が参加しました。
あいさつにたった水田洋代表世話人(名古屋大学名誉教授)は、「改憲の動きに備え、運動をさらに力強いものにしていきたい」と述べました。
講演した小林武代表世話人(愛知大学法科大学院教授)は、民主党が鳩山首相を筆頭とする改憲政党であることを強調。「内閣に権力を集中させ、憲法違反の集団的自衛権を行使する仕組みづくりがすすめられるなど危険な情勢だ。改憲派とのせめぎ合いに打ち勝つために、草の根の運動をさらに大きくすすめる必要がある」と提起しました。
活動報告と方針提案にたった成瀬昇代表世話人(元愛労評議長)は、「世論調査では職業や支持政党を問わず、9条改憲に反対する世論が多数派になっている。世論をさらに広げるため、各『会』がそれぞれの持ち味を生かして、幅広い運動にとりくむことが大切だ」と述べました。
県内では現在、約300の草の根の「会」が活動しています。
「あいちの会」は、11月12日に名古屋市公会堂で「県民のつどい」を開催する予定。(2010年3月4日)