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もとむら参院愛知選挙区予定候補、一宮、岩倉市長と懇談

 

 日本共産党の、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補は2月16日、愛知県一宮市の谷一夫市長、岩倉市の片岡恵一市長を表敬訪問し、懇談しました。一宮市では多々見範子、尾関宗夫、板倉正文、彦坂和子の各市議が、岩倉市では横江英樹、桝谷規子、安田豊の各市議が同席しました。
 もとむら予定候補は、鳩山政権の問題点を「地方の陳情が民主党幹事長室に一元化され、公共事業予算配分の『個所付け』内示が民主党にだけ行われたのは、不透明で利益誘導だ」などと指摘しました。
 谷市長は「事業の優先順位を決める基準がわからず、戸惑いを感じている。事業仕分けで、河川改修費が削られた」などと発言。
 一宮市は人口が30万人を超え、今年10月から事業所税の実施自治体に。事業所面積と従業員数で税額が決まるため、多くの経営者から不安の声が出されています。
 市議団は、商工会議所との懇談の経過にふれ、同税の中止を国に要請すべきと強調。谷市長は「繊維は市の基幹産業だが、広い敷地が必要で利益が薄い。これに配慮するのは当然だが、他の産業にも影響するのがこわい」などと述べました。
 岩倉市では、片岡市長は「有力者の声で事業が動くのではなく、フェアーに誰にでも説明できるようにすべきだ」と指摘しました。
 片岡市長はまた、国の予算案で、子ども手当てと児童手当が併給となり、地方負担が残ったことを、「政権の方針変更に振り回され、自治体の予算編成に混乱が生まれる。全国一律の制度は、国がすべての財源に責任を持つべきだ」と指摘し、「民主党政権の行く末に、国民の不安が高まりつつあるのではないか」と述べました。(2010年2月20日)