ニュース

歴史的総選挙 こう取り組む 日本共産党愛知県委員会 岩中正巳委員長にきく

 ―現在の政治状況をどう見ますか

 一昨年の日本共産党第5回中央委員会総会は「国民が、自公政治に代わる新しい政治の中身を探求する新しい時代、新しい政治プロセスが始まった」と指摘しました。先の東京都議選で自公政権は厳しい審判を受けました。有権者は事実上、政権選択の審判を下したのです。国民が自公政権の退場を求め、「新しい政治の中身を探求する時代」を迎えたと思います。

 ―総選挙にのぞむ基本姿勢は

 日本共産党は「政治を変えたい。変えてほしい」という流れを心から歓迎し、共感し、代弁してたたかいます。反国民的な施策を続けてきた自公政権を終わらせることが大きな意義をもちます。

 同時に、日本共産党を伸ばすことが、自公政権を退場させる決定的な審判となります。

 ―自公政権に代わる政治は

 総選挙では、自公政権後、どのような新しい政治をつくるかも問われます。

 日本共産党が伸びるか、後退するかで、その後の政治は大きく変わってきます。

 総選挙では21世紀の日本の進路の選択を広く国民のみなさんに問いかけます。

 日本共産党は「ルールある経済社会」「自主・自立の平和外交」の2つの旗印をかかげてたたかいます。

 ―新政権のもとでは

 日本共産党は「民主党中心の政権」のもとでは、独自の建設的野党として3つの仕事に取り組みます。

 第1に、国民の切実な要求を実現する「推進力」の仕事を果たします。

 第2に、消費税増税や憲法9条改定など民主党が表明している危険な動きを許さない「防波堤」となります。

 第3に、「国民が主人公」の立場にたった民主的政権をつくるための国民的共同を前進させるため力を尽くします。

 ―総選挙の目標と活動は

 愛知県で比例代表33万票以上を獲得し、東海ブロック2議席以上をめざします。

 第1は、党支部を基礎に、全有権者を対象にした大量政治宣伝、対話と支持拡大を飛躍させます。

 ポスター、号外、宣伝カー、ハンドマイクの宣伝で元気な姿を広げていきます。8月18日の公示までに得票目標の2倍の支持拡大数を突破することです。

 第2は、支部の「集い」を全国で百万人規模に広げるため、すべての支部が公示までに1回以上開きます。

 第3は、党員・「赤旗」読者の拡大です。前回総選挙時を超える上げ潮で今回の総選挙をたたかう必要があります。

 第4は、第8回中央委員会決定と幹部会声明を全党に徹底し、持てる力を総発揮することです。広く選挙募金を訴えます。

 総選挙勝利をめざし、やるべきことをやりぬくため、全支部・後援会が日々全力をあげるときです。