4日午前、日本共産党愛知県委員会の全県幹部活動者会議に、比例東海予定候補の佐々木憲昭衆議院議員がかけつけ、総選挙勝利をめざす熱い決意を語りました。
国会報告では、「政治とカネ」の問題で同氏が取り上げた政党助成金の“貯め込み”が会議出席者の怒りを呼びました。
2007年末で、自民党31億6千万円、民主党5億5千万円など、日本共産党を除く各党が合計52億円も貯め込んでいるというのです。佐々木氏は国会で「国民に痛みを強いながら、山分けした税金を貯め込んでいいのか」と批判。国庫返納と助成金制度の廃止を迫りました。
佐々木氏は会議出席者の大きな拍手を浴びながら、街頭演説へと飛び出しました。
続いて、岩中正巳県委員長が最も早い可能性として「8月2日投票」を想定し、宣伝と対話・支持拡大、同党の綱領路線を語る「集い」、党勢拡大を飛躍させる取り組み、都議選支援を呼びかけました。
2大政党不安
日本共産党は先月開いた第8回中央委員会総会で、今度の総選挙を「21世紀の日本の進むべき道が問われる歴史的な選挙」と位置づけ、日本の進路として「国民生活を守るルールある経済社会」「憲法9条を生かす自主・自立の平和外交」の「2つの旗印」を打ち出しました。
麻生・自公政権は断末魔、民主党は相次ぐ献金スキャンダル…。2大政党に国民の不安が増すなか、旗幟鮮明の日本共産党に注目が高まっています。
どっと入党
自民党員は激減、民主党員も増えていないなか、日本共産党の党員はここ20カ月連続増えています。
一宮市では党幹部の街頭演説を聴き「感動」した支持者2人が同時に入党。蟹江町では地方議員に生活相談した派遣労働者4人がいっしょに入党しました。
こども署名
同県委員会は6月2日、「こどもの貧困」をなくす提言を発表。
各地で子ども・女性関係団体に、「提言」と子育て支援拡充を求める「子ども署名」用紙を届け「子どもの貧困」克服に取り組んでいます。
攻めの選挙に
同党は2日、愛知15区(豊橋市・田原市)に新人の斎藤ひろむ氏の擁立を発表しました。これで、愛知1、2、3、4、12、15区の6小選挙区に公認候補を立て、「比例東海2議席以上の獲得」をめざします。