第55回愛知母親大会が14日、名古屋市中村区で開かれ、950人が参加しました。
全体会では、同実行委員会の水野磯子代表委員が「憲法9条を守り、平和で安心して子育てができる社会をつくりましょう」と主催者あいさつ。石川康宏神戸女学院大学教授が講演しました。
「活動交流」では、公務非正規労働者や原爆被爆者とともに、せこゆき子日本共産党衆院東海比例予定候補が発言しました。
参加者は、子育て支援や女性の地位向上、核兵器廃絶などを求める大会決議と大会アピールを採択。
全体会に先立ち20分科会が開かれ、旧日本軍の戦争犯罪を問うシンポジウムでは、中村紀子(元名古屋YWCA総幹事)、高橋信(名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会共同代表)、森賢一(アジア・ボランティア・ネットワーク東海事務局長)の3氏が報告しました。
中村氏は、「従軍慰安婦」問題の早期解決を訴えるとともに、「在日米兵によるレイプ事件が後をたちません。軍隊がある限り、女性の人権を守ることができません」と語りました。
会場参加者からは、「日本の平和な未来をつくるために、戦争加害者としての歴史をきちんと学ぶ必要がある」などの感想や、南京大虐殺など侵略戦争の歴史をわい曲する「靖国」派を批判する発言が相次ぎました。