6月7日「愛知民報」
総選挙に向け、各党・各陣営のポスター合戦がし烈をきわめています。自民党の現職の中には、人気低迷の麻生首相でなく、石原伸晃元国土交通大臣ら知名度の高い大臣経験者との連名ポスターでイメージアップをはかる作戦も。
民主党候補は、小沢一郎前代表との連名から鳩山由紀夫新代表との連名へ、ポスターの張り替えに躍起です。
公明党は太田代表を看板にした政党ポスターを大量に張り出しつつあります。
日本共産党は「貧困なくし平和な日本へ、いまこそ日本共産党」と、志位和夫委員長が訴える新しい政党ポスターを張り出しています。愛知の日本共産党は、新ポスターの張り出しを全国トップの速度ですすめています。
評判は上々。各地で初めて日本共産党のポスターを張ったという家も。「今までで一番いいポスターだね」(名古屋市中村区)、「遠くからでもよく目立つ」(東区)、「日本共産党の主張がわかりやすい。志位さんの訴える姿が迫力ある」(岡崎市)。
日本共産党の地方議員がいない山間部でも党員がポスター張りに取り組んでいます。東栄町では、蒲郡市や豊川市の議員が特別宣伝隊として同町に入り、地元の党員とともに一気に張り出しました。
「もっとポスターを張り出したい」との声があがっています。同党中央委員会は増刷するためのポスター募金を全国的に呼びかけました。
愛知県の七宝町では10万円の寄附があるなど、次々と寄附金が寄せられています。同党愛知県委員会の栗谷建一郎財政部長は「日本共産党への熱い期待を感じます。引き続き総選挙募金のご協力をお願いします」と語っています。
同党は4、5両日、第8回中央委員会総会を党本部で開き、衆院選に向けて総決起の態勢をとるとしています。同党の新たな攻勢が注目されます。