ニュース

【09.03.09】空中給油機配備に抗議

航空自衛隊の空中給油・輸送機3号機が9日、愛知県の小牧基地に配備され、同空港前で平和団体が抗議集会を開きました。

集会を開いたのは、安保破棄愛知県実行委員会などでつくる小牧平和実行委員会で80人余が参加。
平田茂実行委員長は「すでに配備された空中給油・輸送機は事故やトラブルを繰り返し、住民は不安でいっぱいです。自衛隊の海外派兵に反対し、基地のない平和な街づくりが今こそ求められる」と語りました。

参加者は「住宅地の真上を、危険な軍用機に飛んでほしくない」などと訴えました。
日本共産党の堀一元県議は「私たちの税金を戦争のために使うことは許されない。基地の縮小・撤去に全力をつくしたい」と述べました。

参加者は頭上を滑空する空中・給油機に向かって「平和な空に軍用機はいらない」とシュプレッヒコールをあげました。
集会後、同実行委員会は小牧基地に抗議の申し入れをしました。

防衛省は来年度末までに空中給油・輸送機を同基地に4機配備する計画。配備ずみの2機は滑走路での炎上事故や故障などトラブルを繰り返ししているため、住民から不安の声があがっています。

地元3市町首長は連名で、事故原因究明まで同機の運航停止などをもとめる要望書を防衛省に提出しました。