46年間、まちの米屋として、庶民の目線で市民の暮らしを見てまいりました。
あるお母さんは「娘のおなかに2人目ができた。喜ばしいことだけど、育てていけるだろうか」とお金の心配をしています。別のお母さんは「大学4年生の息子が奨学金を次々に借りて600万円くらいになる。今後、あの子はどうなるんだろう」と嘆いています。
守山市民病院ではお産ができない。市民病院は重要なのに、市はどんどん縮小しようとしています。プールも廃止。4カ所あった青年の家が1カ所になる。市は「ポストの数ほど保育所を」といって作り上げた市立保育所を半分くらい民営化して売り払う計画まで発表しています。
一方、4大プロジェクトには1000億円を使う計画です。今すぐ必要なものは少ない。名古屋城本丸御殿は10年、20年かけてやればいい。保育園を民営化してまで金を浮かして急ぐ必要があるのか。
私は、人間が主人公、行政のすみずみまで人間を貫きたい。福祉と経済を活性化する名古屋市政にしたいと思います。
先日、中村区役所の職員と話をしました。ボランティアの人たちが連日支援に訪れているなかで、「一人たりとも名古屋から餓死者を出さない」という気持ちで市の職員も頑張っています。
市民と市長と職員とが一緒になってこそ、人間が主人公の名古屋市をつくれます。みなさん、ご一緒に新しい市政をつくりましょう。