日本共産党愛知県委員会は28日、愛知労働局を訪れ、「大失業の危機から雇用とくらしを守るための緊急申し入れ」を行いました。八田ひろ子衆院比例予定候補、木村えみ衆院愛知1区予定候補、さいとう愛子同２区予定候補、もとむら伸子同３区予定候補が参加しました。労働局側は、白兼俊貴職業安定部や鏡味次男需給調整事業部長らが対応しました。
八田氏らは?大企業の雇い止めを中止し雇用維持のために、経済団体、主要企業を指導監督する?失業者への生活・再就職支援を抜本的に強化する?派遣元、派遣先に住居や再就職を保障させ、退職理由を「会社都合」とする?労働者派遣法を臨時的・一時的に限るよう抜本改正する―ことを求めました。
特に「トヨタは減益とはいっても6000億円の収入を予定しており、解雇するのは社会的に通用しない。失業者がでないように、局長が先頭を切って厳格に指導・監督すべきだ」と要求。また「路頭に迷った人が新幹線に飛び込もうとして駅員に止められ、地区委員会に相談にきた」「『数日で寮を出よ』といわれ、相談に来られた人もいる」など地域の実態を伝えました。
労働局は、「来月５日に自治体も含めた雇用対策本部を開催し、雇用・住居問題などに対応していく」「本日の本省通達に基づき愛知の6500余の派遣会社を指導する」「会社都合退職にする申し入れの内容や本日の指摘を真摯に受け止める」などと答えました。