西三河地方の中心都市、岡崎市の市長選挙と市議選挙が今月28日告示、10月5日投開票でおこなわれます。
自民党政治が解体状態に陥るなか、市長選で自民党と民主党が相乗りし、両党の同質同類ぶりを示しています。これにたいし、『蟹工船』ブームや党員増加が注目される日本共産党が攻勢をかけています。
全国の中間地方議員選挙の当選者数は日本共産党がトップ。後期高齢者医療制度の廃止の訴えが有権者の心をつかんでいます。
岡崎市は同党の八田ひろ子比例代表予定候補者が重複立候補を予定している愛知12区。市長選・市議選と総選挙一体の取り組みです。
岡崎市長選 「あったか市政の会」の中根ともじ氏 福祉優先の市政に
市長選挙は、元自民党県議の現職市長と、日本共産党が推す革新無所属の中根ともじ氏(61)の一騎打ちになりそうです。
所得税・住民税の増税、介護保険の改悪や後期高齢者医療制度の導入による負担増など自民党政治の悪政で市民生活は悪化しています。岡崎市の妊婦無料健診や少人数学級は西三河地方の他市に比べて遅れた状態にあります。
しかし、現市長は市役所新庁舎建設に巨費を使うなど大型ハコモノづくり優先です。
「あったか岡崎市政の会」の中根氏は、ハコモノ市政から福祉優先市政への転換、災害情報の収集伝達体制の整備、河川の緊急改修、排水対策の強化など、だれもが安心して暮らせる岡崎市づくりを呼びかけています。
岡崎市議選 日本共産党 きまた昭子、やなぎだ孝二、鈴木まさ子 3氏 市政に新しい変化を
日本共産党は、きまた昭子(59)、やなぎだ孝二(53)、鈴木まさ子(47)の3現職の立候補を予定。3氏は連日奮闘しています。
高齢者だけでなく、全世代から廃止の世論が広がっている後期高齢者医療制度。日本共産党市議候補は「日本共産党の勝利が廃止に追い込むたしかな力になる」と支持を訴えます。今月7日投票の京都市議補欠選挙で後期医療制度廃止を訴えた日本共産党候補が自民党候補を破って当選しました。
日本共産党岡崎市議団の実行力は定評があります。一貫して拡大を要求してきた子ども医療費無料化は今年度から中学校卒業まで対象となりました。
市に産科医不足の実態把握と医師確保を求め、市民病院の産科医が4人から8人に増えました。
今回の豪雨災害では、被災者の声を行政に届け、浸水見舞金の引き上げを実現しました。
岡崎市政は、自民党主導の「オール与党」体制です。市政に新しい変化を起こし、国政を動かすのは、日本共産党3氏の議席確保と得票増にかかっています。