愛知県武豊町で5日、介護・福祉を考えるシンポジウムが開かれ、自治体職員や保守系議員を含め140人が参加しました。主催は日本共産党知多南部町議会議員団協議会。
籾山町長は、ボランティアが主体で健康づくり、仲間づくりをすすめる「憩いのサロン事業」や子育て支援などを紹介。「福祉を充実し“心つなぎ、みんなが輝く”、町をめざす」と述べました。
中立氏は「国の介護報酬切り下げで施設経営は厳しい。国は明確な長期ビジョンを示すべきだ」と訴え、赤星氏は「営利企業参入で介護がビジネスとなり、国は財政資支出を減らしている。お年寄りに寄り添った“福祉の心”を取り戻すことが重要」と強調しました。
せこ氏は「社会保障を削減する『構造改革』路線で、介護労働者の生活苦など介護体制が崩壊しかねない」と指摘。?賃金改善 ?介護報酬引き上げ ?労働者の身分保障 など党の改善提案を示し、「財源は軍事費や大型公共事業などのムダにメスを入れれば確保できる」と力説しました。
会場から「年金からの介護保険料と後期高齢者医療保険料天引きで生活できない」などの発言がありました。