トヨタ自動車で働いていた夫の健一さんの過労死認定を勝ち取った、内野博子さんを支援してきた「内野さんの労災認定を支援する会」総会が22日、愛知県刈谷市であり、130人が参加しました。
同会は2004年4月に愛知健康センター、過労死家族の会、愛労連やトヨタ関係者などで結成されました。
昨年の12月の労災認定判決確定後、日本共産党国会議員団と連携して、判決にもとづいた遺族年金算定を実現。QCサークル活動を業務と認めなかったトヨタが6月から業務に位置づける大きな変化を生みだしました。
内野さんは6年余のたたかいを振り返り、「会の支援、弁護団、家族の会、共産党議員団の皆さんに支えられ、必ず認定されるという思いで頑張りました。今後も労働者の働かされ方の改善に声をあげていきたい」とあいさつしました。
田巻絋子弁護士は、行政を大きく動かした意義を振り返りながら「人間らしい働き方をめざす活動をひきつづきすすめよう」と訴えました。
総会後の祝賀会には日本共産党の小池晃参院議員、八田ひろ子比例候補が参加。小池氏は「国に労働行政の変更をさせた画期的なたたかいでした。人間らしく生きる社会をつくる歴史的な成果です」とのべました。