日本共産党のせこゆき子衆院比例予定候補、角谷敏夫愛知県田原市議らが31日、田原市豊島町の愛知県農民連アツミ産直センターなどを訪れ、農業問題について懇談しました。
重油の高騰、米価の下落、後継者問題などについて意見を交流。これまで飼料価格などの原価の値上がり分による損失は配合飼料価格安定基金などによる補てんを受けてきましたが、その基金自体が枯渇しつつあるなど、深刻な農業実態が語られました。
懇談のあと、せこ氏らは地元農家を訪問して回り、実態を聞くとともに、21日に豊橋市で開かれる「食と農業シンポジウム」への参加をよびかけました。訪問先では「農業の収入だけでは一家を養えなくなっている。とても子どもたちに後を継いでくれるように頼めない」など不安が語られました。
菊のハウス栽培を営む男性(57)は「油代が高騰して大変。価格安定政策をもっと広範に導入してほしい。このままではあと5年もすればこのあたりの農家は間違いなく3割はなくなってしまう」と訴えました。
せこ氏は「価格保障や所得補償などの制度を充実させ、自給率を上げなければならない」と述べました。