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【08.05.03】刈谷市で憲法タウンミーティング

 
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は3日、愛知県刈谷市で開かれた憲法タウンミーティングにパネリストとして出席し、自民党の大村秀章衆院議員と討論しました。日本青年会議所東海地区ブロック協議会が開いたもので、約300人が参加しました。

佐々木氏は、「憲法は国が従うべき決まり」と強調。前文では「侵略戦争で日本とアジアの多くの人々を議席にした反省から、平和への願いと決意、日本の針路が格調高く述べられている」と発言しました。

大村氏は、各地の紛争や北朝鮮情勢などを例にあげ、「9条1項は堅持するが、2項は国際貢献のために自衛隊を位置づけるべき」だと発言しました。佐々木氏は「9条の考え方は世界に広がり、多数の国民が支持している。平和的国際貢献が重要で、北朝鮮問題は6カ国協議で対話の部隊がつくられつつある」と述べました。

今後の憲法論戦で大村氏は、「国会で憲法審査会の議論を始めるべき」だと主張。道州制導入、国会は一院制に―などの考え方を示しました。

佐々木氏は、生活保護打ち切りによる餓死、ワーキングプアの急増などにふれ、「憲法が生かされているか問い直すべき」だと指摘しました。

会場から「名古屋高裁の『イラクへの自衛隊派遣は違法』判決をどう思うか」と質問が出されました。佐々木氏は、「画期的な判決。しかし、政府の“関係ない”発言など、受け止める姿勢が問題」だと指摘しました。大村氏は「無責任な判決。国際貢献を国民全体で考えるべき」だと述べました。