日本共産党の、せこゆき子、八田ひろ子衆院東海比例予定候補は24日、タクシー労働者でつくる愛知県自動車交通労働組合(愛自交)と懇談しました。黒田二郎前名古屋市議が同席しました。
太田執行委員長は「労働者の年収は300万円台にとどまり、若い人には将来の展望が持てない状況です。組合員の55%が60歳以上。燃料費の高騰で、会社から『走らずに効率よく売り上げを伸ばせ』と言われ、お客さんからは『タクシーがなかなかつかまらない』との苦情が絶えない」など実情を説明。
名古屋タクシーの協会の調査では、市内の年間タクシー利用者は1日平均15万2千人で交通機関の9・4%を占めています。
懇談に出席した労働者は「介護報酬が低すぎるために営業が成り立たず、介護資格を持っていても『介護タクシー』を辞める運転手が多い」高齢者割引運賃制度は会社が全額負担している。タクシー利用者の多くがお年寄りなので、国や自治体も支援してほしい」と訴えました。
せこ・八田両氏は、タクシーを公共交通の一部として位置づけ、新規参入の規制や最低賃金の引き上げなど働く環境を改善しなければ、利用者の安全も守れません。党として全力をあげます」と述べました。
労働者からは「国の仕組みをかえなきゃいかん。共産党にがんばってもらわないと」など、党への期待が出されました。