徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の木曽川水系連絡導水路の計画予定地視察のバスツアーが22日に行われ、43人が参加しました。自治労連愛知県本部名古屋ブロック協議会、名古屋革新市政の会、革新県政の会が主催しました。
同計画は、徳山ダム下流から地下トンネルで木曽川まで、2つのルートで水を運ぶもので、事業費は約890億円。2015年の完成をめざしています。
名古屋水道労組の渡辺泰書記長の説明で、岐阜県坂祝町の上流部着水点、同海津市の下流部計画地点、三重県桑名市の長良川河口堰、愛知県と名古屋市の浄水施設や取水口などを視察しました。
林信敏元愛知県議(日本共産党県副委員長)が問題点を解説。水需要が伸びず長良川河口堰の水もほとんど使わないまま、導水路建設で県が318億円、名古屋市が120億円も負担する、目的の河川環境改善の効果も検証できないずさんな計画で、渇水には既存水源の統合運用で対応できることなどを指摘しました。
羽根克昭・革新県政の会代表は「名古屋市長選まで1年。視察を生かし、大企業優先、無駄づかいの政治を変えていこう」と呼びかけました。