日本共産党のせこゆき子衆院比例予定候補は6日、愛知県心身障害者コロニー(春日井市)の再編計画問題で、伊藤健治党春日井市議らと「春日井障害者福祉をすすめる会」を訪ね、知的障害者通所更生施設「けやきの家」施設長の山縣紀子氏や障害者の家族、支援者と懇談しました。
同所は心身障害者の療育、医療、教育、授産、職業訓練などを行う総合施設。施設の老朽化を背景に、全員を地域生活に移行させ、同所を総合支援拠点センターに転換し機能を縮小する再編計画をすすめています。
せこ氏は「子どもが帰ってきても面倒がみられない。子どもも環境が変化して生きてゆけない」など、家族の不安を紹介。関係者の意見を求めました。関係者からは「自宅で生活できず長期入所しているのに、コロニーの都合で追い出すのはおかしい」「重度の人も含め、強行に移住させる計画だ」「地域で必要な受け皿をつくり、一人ひとりの状態に見合った対応をすべきだ」などの意見が出されました。
また、「県はハコものばかりつくって私たちの意見を聞かない」「いつでも困った時に、24時間対応できる病院を」「地域で苦労している施設を援助してほしい。郵便局のように身近なところに相談センターをつくって」との要望も。
党県委員会が4月に行う政府交渉に「ぜひ参加したい」の声も出されました。