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【08.03.06?】豊田労基署が「QC活動」も労働時間に算定

トヨタ自動車工場で勤務中に倒れ亡くなった内野健一さん(当時30歳)の過労死裁判勝訴確定をうけて、豊田労基署は6日、遺族補償年金の年金額を決定し、原告の内野博子さんに通知しました。サービス残業として問題になっていた「QCサークル活動」なども労働時間に算定しています。
豊田労基署は、健一さんの亡くなる前、3ヵ月の時間外労働時間を名古屋地裁に従って、2001年11月は63時間50分、02年1月は93時間5分と認め、遺族年金を決定しました。
内野さんの代理人の水野幹男弁護士は、「遺族年金を判決に則して、サービス残業も含めて計算し決定したことは画期的なことだ。これまでは、会社側の主張どうりに決めてきた」と語っています。

 当初、豊田労基署は遺族年金の算定にあたって、トヨタの主張通りの残業時間で決めようとしていました。内野さんらは同労基署に判決通り算定するよう要請、厚生労働大臣にも同様の申し入れを行いました。日本共産党の小池晃参院議員、佐々木憲昭衆院議員、八田ひろ子衆院比例予定候補らも同席しました。