年金問題をテーマにした国会議員討論会が23日、学校法人東海学園で開かれました。日本共産党の八田ひろ子衆院比例予定候補と、篠田陽介(自民)、河村たかし(民主)、伊藤渉(公明)の各衆院議員が参加。東海高校・中学校の公開講座「サタデープログラム」の一つとして開かれ、40人が参加しました。
篠田氏は「全額税方式に変え、厚生年金制度をやめて企業負担をなくすべき」河村氏は「議員年金などの不公平を無くせば、年金問題は解決する」伊藤氏は生活保護給付額よりも年金額が少ない問題について、「生活保護を受けることを『恥ずかしい』と思わない社会をつくりだした教育こそ問題」と述べました。
八田氏は、最低保障年金制度の創設で年金額の底上げを主張。財源として大型公共事業など税金のムダづかいを見直し大企業に応分の負担をさせる、最低賃金の大幅引き上げや非正規雇用の規制で年金の支え手を増やす、などを提案しました。
八田氏は「提案はもっともだと思うが、超党派での合意は難しい」との質問に、「社会保障の充実を訴える共産党の主張に、今では医師会役員をはじめ自民党関係者も共感を寄せています。声をあげ、みんなで行動して政治を動かしましょう」と呼びかけました。