海上自衛隊の護衛船「うみぎり」と三隻の練習船が、27日から29日まで名古屋港に入港を予定している問題で、愛知県の「平和と憲法を守る港区連絡会」、県平和委員会、安保破棄県実行委員会は18日、名古屋港管理組合(管理者・神田正秋知事)に対し、入港を拒否するよう要請しました。
申し入れたのは各団体の代表の13人。日本共産党のせこゆき子元衆院議員も参加しました。組合側から丸井康夫港営部長らが対応しました。
各代表は「平和な商業港に軍艦を入れるべきではない」などと発言。せこ氏は「世界の平和は軍事では守れない。自衛艦のインド洋への派遣準備の最中に軍艦が入港するのは重大問題」と指摘しました。
丸井部長は「平和な港づくりの思いは、みなさんと同じ」と述べながらも、通常の商業活動に支障がないかぎり、自衛艦を拒否できないとの見識を示しました。