「守山市民病院をまもりたい 医療シンポジウム」が開かれました
名古屋市の市立病院整備基本計画に伴い、産科廃止など守山市民病院が縮小される問題で、日本共産党守山区後援会は8日、「守山市民病院をまもりたい 医療シンポジウム」を開きました。
北病院院長・矢崎正一氏や、せこゆき子元衆院議員、くれまつ順子市議がパネリストで登場しました。
くれまつ市議は「住民の声を無視するかのように、名古屋市は計画を進めています。命と健康を守る病院が赤字の診療科を削り、成果主義の導入などで経営優先の病院になろうとしています」と注意をよびかけ、矢崎院長は「週40時間以上働く勤務医は96%もいます。ほとんどの医師が当直の翌日も通常の勤務をし、疲労で医療過誤が起こりかねない現状がある」と訴えました。
せこ氏は「かつてのイギリスはサッチャー行革で病院をどんどん削り、手術するにも一年待たないといけない状態になった」と紹介したせこ氏は「これを今、日本がやろうとしている。医療不足の一番の大本は、政府の社会保障切捨て策にある。解決の一番の近道は、国の政策を変えることです」と訴えました。