沿道いっぱいの聴衆に気迫の訴え
日本共産党の志位和夫委員長は15日、名古屋駅・名鉄メルサ前で5,000名以上の聴衆を前に「ストップ貧困、憲法九条守れ」の願いを日本共産党へと気迫の訴えを行いました。
沿道いっぱいの人だかりに道行く人も「誰がしゃべってるの?」「あっ、共産党の志位さんだよ」と足を止めていました。
志位氏は、貧困問題では、「立場の弱い人を見捨て、切り捨ててきた安倍自公政権の責任が問われている」と力を込めました。
税制問題について、日本列島すみずみで悲鳴が上がっている住民税大増税を批判。年金財源を口実に国税分だけでも2.8兆円増税しながら、基礎年金国庫負担分にあてたのは、わずか2割弱にすぎないとのべ、「残り8割は、大企業向けの減税に流用された。これは詐欺同然の手法ではないか」と訴えると、「そうだ」の声が飛びました。志位氏は、「いいだしっぺは公明党、増税戦犯は公明党。いっしょにやったのは自民党。厳しい審判をくだそう」と呼びかけました。
また、選挙戦の大争点に浮上してきた消費税増税問題についても、この間の論戦をふまえて訴え、「消費税は恨みのこもった税金。生まれも育ちも公約違反。三度こうしたやり方は許されない」と批判しました。
志位氏は、閣僚のあいつぐ「政治とカネ」のスキャンダルと暴言にまみれながら、庶民大増税など暮らしを破壊し、憲法改悪など平和を壊す暴走をおこなう安倍・自公政権は、「いまや『欠陥車の大暴走』という状態」「『欠陥車』なのに『欠陥車じゃない』といいはって、アクセルを踏み続けている」と指摘。「この暴走に正面からたちはだかるたしかな立場をもつ日本共産党の頑張りどころです」と力を込めると、大きな拍手がおこりました。
さらに志位氏は、民主党が庶民増税反対の旗も、九条を守る旗もたてられないとし、「民主党では暴走は止められないし、政治を変える力にはならない」とのべました。
「日本共産党がのびれば政治は必ず変わります」「参院選の焦点は『自民か、民主か』ではありません。日本共産党がのびるかどうかが、参院選の最大の焦点です。必ず勝利させていただきたい」。志位氏の気迫の訴えを、聴衆の大きな拍手が包みました。
演説会前の青年リレートークに道行く人たちが注目!
志位氏の演説の前に、日本民主青年同盟や日本共産党といっしょに日本をかえるネットワークの青年たちがリレートーク。
布団屋で働く青年は、「日本共産党は企業献金を受け取らない、きれいな政党だから信頼できます」と清潔な政党である日本共産党への支持を訴えました。
工場で働く二〇歳の青年は、平和憲法守る日本共産党に自分の思いを託したいと訴え、介護職場や病院で働く青年は、自民党や公明党のすすめる政治によって福祉や介護、医療の予算が削られ、職員に大変な負担がかかる一方で、利用者や患者さんの負担が増え、サービスが低下している実態を告発、緊急福祉一兆円プランで福祉をよくする政策を持っている日本共産党への支持を訴えました。