11月26日「愛知民報」
神田真秋氏が愛知県知事に就任以後、県の文化活動補助金が年々、大幅に減らされています。
この補助金は、「県民の自主的・自発的な文化の促進を図る」として、県内で活動するアマ・プロの文化団体に対する補助金です。演劇や音楽団体がこの補助金を活用し公演をおこなってきました。
神田県政が発足する前年の1998年度の補助金は1億7800万円でした。神田県政が発足した99年からは、毎年連続して削減され、今年度は3683万円になっています。自民、民主、公明のオール与党は、この削減予算に賛成しつづけてきました。
劇団名芸代表の栗木英章さんは「公共施設の使用料も値上げになり大変です。補助金の増額を」と話しています。
日本共産党の林のぶとし前県議が県に「申請が少なく補助金を減らしたのか」と問い合わせたところ、県の担当者は「補助金の交付申請はあったが、毎年15%削減の方針で減った」と答えました。
林さんは「神田県政が県民の文化活動を軽視してきたことは歴然です。これが大型開発優先県政の実態です。県は文化活動団体の意見・要望を聞き、補助金を元にもどすべきです」と語っています。
県の文化活動補助金
年度 | 補助金額 |
98年度 | 1億7800万円 |
99年度 | 1億2460万円 |
00年度 | 8720万円 |
01年度 | 7848万円 |
02年度 | 6103万円 |
03年度 | 5450万円 |
04年度 | 4950万円 |
05年度 | 4300万円 |
06年度 | 3683万円 |
(金額は当初予算額)