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【06.06.15】「愛国心」通知表見直し 愛西市 日本共産党市議質問に教育長

6月15日「しんぶん赤旗」

 愛西市議会で14日、青木萬生教育長は小学校で使用している「愛国心通知表」の見直しを表明しました。日本共産党の永井千年市議の質問に答えたもの。

 同市では、すべての小学校(1分校含む13校)で、「国を愛する心」(6年生)など、子どもの内心を3段階で“評価”する通知表(3年生以上)を使用しています。

 質問にたった永井氏は、同問題での志位和夫日本共産党委員長の国会質疑に触れ、「内心に踏み込む愛国心の“評価”はただちにやめる必要がある」と述べ、同項目の削除を求めました。

 同教育長は、「小泉首相や小坂文部科学大臣の発言も踏まえ、社会から批判を浴びないようにしていきたい。それぞれの学校で協議して、新しい通知表にするよう、教育委員会としてお願いするつもり」と答弁。具体的には、「国」「国土」(5年生)「地域」(3、4年生)に対する「愛する心をもつ」という項目を、「調べたり考えたりする」などの表現に変えていくと述べました。

 同教育長はさらに、13日に開かれた海部地域(3市5町)の校長会で、通知表の改善が話し合われたことを明らかにしました。