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【06.04.15】障害者自立支援法で自立できなく… 難病患者切々と せこゆき子元衆院議員に 小牧市

4月15日「しんぶん赤旗」

舟橋さん(右)の話を聞く(左から)安江市議、せこ元衆院議員=11日、小牧市
 
 せこゆき子元衆院議員は、小牧市の安江美代子市議とともに11日、多発性硬化症という難病の患者である舟橋勝利さん(44)の話を聞きました。

 舟橋さんは1人暮らしで車いす生活。ヘルパーさんに自宅へきてもらって生活しています。

 障害者「自立支援」法が施行されて以来、それまで無料だったデイサービスが月10回で1万2000円、ヘルパーの身体介護10回と家事援助23回で約1万円の負担増となります。この上、医療制度の改悪で、現在月36万円の医療費が1割負担となれば、通院のためのタクシー代3万円から4万円と合わせて、医療と介護のための負担が月8万円以上になります。現在の収入は障害者年金の15万円なので、半分以上を占めることになります。「『自立支援』法というのは自立をさせないための制度ですね」と舟橋さんは語ります。

 舟橋さんは「ボランティア ドリーム・アゲイン(夢・再会)という障害者を車で移動させるための事業を展開しています。「多発性硬化症を宣告されると12-3年後には寝たきりになると言われ、自殺する人も少なくない。自分のように車いすや装具をつけて歩ける人は珍しい」と話します。

 せこさんは、「障害者『自立支援』法や医療制度改悪法案は難病患者の方々の困難を増大させている。難病患者問題をひきつづき取り上げていきたい」と話しました。