4月9日「愛知民報」
日本共産党の、かのう美恵子港区県政対策委員長(県議選予定候補)は多くの生活相談を受けています。そのレポートを紹介します。
港区築地口の大通り沿いにある日本共産党港区生活相談所には、飛び込みの人も多く訪れます。「困ったときには共産党へ」と、先輩党員、議員が培ってきた信頼の揺るぎなさを感じます。
生活保護、多重債務による自己破産、住宅、介護、医療、教育など…あらゆる相談が持ち込まれます。どれもが深刻で、弱者切り捨ての自民党政治がいかに国民を苦境に追い込んでいるかを物語っています。
独り暮らしのAさん(91)から「助けて下さい」と電話が入ったのは、去年の秋でした。業者が高額な寝具をAさん宅に持ち込み、一週間後のその日、お金を取りに来ると言っているが、どうしたらいいものか、という相談です。
駆けつけてみると、売買契約書にAさんの押印があり、契約が成立してしまっています。高齢で目も不自由な独居者の家に上がりこみ有無を言わせず契約させる強引な商法です。すぐに、業者に電話して解約させました。
Aさんは、「お守り代わり」にしまっていた日本共産党港区後援会ニュースを取り出し電話をかけてきたのです。ニュースを届け続けてきた後援会を大いに励ます出来事でした。
Bさん(32)は、幼子を2人抱え離婚したばかりの女性。元夫から養育費が入らず、ストレスから持病が悪化し、暗い顔で事務所に入ってきました。さっそく区役所に同行して生活保護の手続きをしました。
選挙の投票に行ったこともないBさんでしたが、共産党に初めて接し「こんな政党があったのか」と驚き、今では「しんぶん赤旗」を読むようになり、社会とのつながりが出来たと喜んでいます。体調も落ち着き、子どもを学童保育所に入れ、共産党支部の紹介で介護施設に就職し頑張っています。
病院の紹介でやってきたCさんは、50代の男性。失業後に心臓を患い、障害3級になりましたが、障害年金の対象からはずれ無収入です。しかし、公団住宅の家賃だけで月に5万円の支払いです。資格を生かして再就職したものの、会社には病気のことは隠していて、いつ発作が起きるかと心配しながら働いています。近所づきあいも身よりもないCさんにとって、声を掛け合える共産党とのつながりは何よりも心強い様子です。
解決してホッと胸をなでおろす相談者の顔を見るのは喜びですが、ここまで国民を追い込んだ日本の政治に心の底から怒りを感じます。
このレポートを書いている間にも相談が。さあ、今日も生活相談所は大忙しです。日本共産党の県会議席回復へ頑張るぞ!