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【06.03.08】尊厳かけて立ち上がり 青年雇用問題どうする 名古屋で大門みきし参議院議員講演

3月8日「しんぶん赤旗」

講演する大門みきし参院議員=5日、名古屋市中区

 日本共産党名古屋北西地区委員会と日本民主青年同盟名古屋北西地区委員会は5日、大門みきし参議院議員を講師に、青年雇用問題の学習会を開催し、約100人が参加しました。

 大門氏は、「不安定雇用の急速な増大が『構造改革』路線のもとですすんでいる」「人間の尊厳をかけて『わたしは、ゴミでもモノでもない』とたたかいに立ち上がっている青年が生まれている。仲間の存在が人生を決める。そのために、労働運動も試されている時期」と強調しました。

 講演会では民青同盟北西地区委員会がこの間とりくんできた対話・アンケート活動についても報告がされました。「朝10時から夜10時まで働いているが、月給は18万円。残業代もつかない」「派遣会社の求人票に月給20数万円、寮完備とあったので就職したが、初任給を見てびっくり。布団代などのリース料が引かれて10数万円しかなかった」などの実態が紹介されました。

 八田ひろ子前参院議員もあいさつし、「県労働局によると派遣業の事業所の88%、請負業で77%が違法行為をしていることがわかった」などと愛知の実態について報告を行いました。