2月23日「しんぶん赤旗」
日本共産党の八田ひろ子前参院議員は20日、尾張旭市内の「旭労災病院アスベスト疾患ブロックセンター」を視察しました。
旭労災病院は全国に7つあるアスベスト関連疾患の診断、治療の中核病院の1つに位置づけられています。
参加者は八田さんのほか、さいとう愛子、柳沢けさみ、かのう美恵子の各県議予定候補、塚本美幸、川村剛両尾張旭市議ら。
懇談には、宇佐美郁治旭労災病院副院長らが対応しました。
「ブロックセンター」としての機能の1つは健康相談や検診です。すでに9月1日に開設して以来1月末現在で約1500人がが電話相談も含めて相談、検診に訪れており、土、日曜日も含めて対応している事態です。
宇佐美副院長は「企業からの依頼や元労働者の検診が多いが、潜伏期間が長く、今後どれだけの人が来るのか、まだ見通せない」と語っていました。
もう1つの機能は講演活動。週1回以上のペースで1月末までに22回行っています。
これだけの業務を人も予算も増やさずにこなしています。
八田さんらはその後、労働組合関係者と懇談しました。長時間勤務が常態化しており、看護師が不足していることなどが出されました。
八田ひろ子前参院議員は「アスベスト問題は国の責任が大きい。予算を国の責任で増やして、休みもとれないなどの異常をなくしていくために、世論を広げたい」と述べています。