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【06.02.21】格差社会なくすには 名古屋の私立学校で中高生が国政討論会 日本共産党から八田ひろ子さんが出席

2月21日「しんぶん赤旗」

 名古屋市内の私立東海中学・高校で18日、「昼から生討論」と題して国政討論会が開かれました。「ゆとりの時間」を使って開催され52の講座があり、討論会はその1つ。日本共産党の八田ひろ子前参院議員が参加。生活の安全・格差社会について自民党の伊藤忠彦氏、公明党の山本保氏、民主党の河村たかし氏と討論しました。

 中学2年生の司会者が、「フリーターやニートなどの若い人が増えてきて、収入格差が生まれ、格差が広がっている。縮めるためにどうすればいいのか」と提起。

 八田氏は、「国民のくらし、社会保障を中心とした経済・財政政策が大事」と強調し、格差と貧困を広げる小泉自公政権の庶民大増税や医療改悪計画を批判。さらに「『ニート』になった過半数が働いた経験がある。なぜやめてしまったのか。人間らしい雇用の破壊が進められているからだ」と指摘し、「若い人が安心して働けるような社会をつくっていく、そのために政治があるんだと思います」と述べました。

 河村氏は、「総理も総理候補と呼ばれる人も二世。格差社会は明らかにある。総理大臣はぼんぼんでないとなれない」などと述べました。山本氏は、「経済格差は内閣府の数字みてもあまり差はない」とのべ、派遣労働も肯定。伊藤氏は「(ニートやフリーター)本人たちに同情と心配をしすぎないでほしい。甘やかさないことが大事」などと述べました。3氏とも格差是正を求める中高生の願いに答えませんでした。