2月2日「しんぶん赤旗」
2000年の東海豪雨で被災した名古屋市天白区野並地区の住民らが治水対策に落ち度があったとして市に損害賠償を求めた訴訟で名古屋地裁が1月31日、住民側の請求を棄却したことに関し、日本共産党名古屋市議団の田口一登幹事長(天白区選出)は同日、談話を発表しました。
原告の請求を棄却した今回の判決は、「みぞうの豪雨」だったから名古屋市に責任はないとするものであり、きわめて残念で、納得しがたい判決である。「想定外」ですませていては、甚大な災害被害を絶つことはできない。
野並水害裁判では、700人を超す原告団が団結してたたかってきた。裁判は敗訴となったが、住民のたたかいが、野並地区における浸水対策を前進させる大きな力となったことは間違いない。
私は、野並地区の東海豪雨被害について市議会で質問してきたが、今後とも、水害被害をくりかえさないために、住民のみなさんと力を合わせてがんばる決意である。