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【06.01.29】05年地方議員選 政党別当選者数共産9人トップ 定数減のなか目立つ共産の健闘

1月29日「愛知民報」

 昨年の県内地方議員選挙の政党別当選者数は、日本共産党9人、民主党1人、公明党1人、自民党ゼロでした。定数削減の中で、共産党の健闘が目立ち、地方議会での政治的比重が高まっています。

 今年は、一宮町の豊川市への編入合併にともなう豊川市議増員選挙(2月12日告示、19日投票)を皮切りに清須市、北名古屋市、愛西市、東海市、小坂井町、知立市などの議員選挙がおこなわれます。日本共産党の取り組みを見ました。

合併の約束を守れ 豊川市

 豊川市議増員選挙に日本共産党は一宮町議の安間ひろ子さん(37)が立候補を予定。議席獲得にむけ宣伝・支持拡大に全力をあげています。

 一宮町では昨年2月に実施した豊川市への編入合併の賛否を問う住民投票で、わずか20票の差で合併が決まりました。

 町長は「合併すれば10年間で100億円を一宮町の普通建設事業に投資する」と言明しました。しかし12月町議会で、町当局は「100億円の根拠はない」と答弁。

 また「合併すれば保育料が安くなる」と合併を推進してきました。ところが豊川市では延長保育料がかかるため、午後4時までに迎えにいかなければ保育料は安くならず2人、3人を保育園にあずけている家庭では値上げになります。町長や町当局の説明と約束が事実と違うことが明らかになり住民から「これからどうなるのだろうか」と不安が広がっています。

 安間ひろこさんは、延長保育料などの廃止・見直しを求める署名運動をすすめ、「合併の約束を守らせ、一宮の声をしっかり届けます」と訴えています。定数4をめぐり7人が立候補を予定し、激戦模様です。

北名古屋市など 議席占有率の前進を

 師勝町と西春町が3月20日に合併し北名古屋市が発足します。これにともない市長選・市議選が4月16日告示、23日投票で実施されます。市議選は現在の両町議定数42人を18人削減して定数24人でおこなわれます。

 清洲、新川、西枇杷島3町の合併で発足した清須市の市議選(4月16日告示、23日投票)は、定数47人を23人削減し定数24人で実施。佐屋町、佐織町、八開村、立田村の合併で発足した愛西市の市議選(4月16日告示、23日投票)も定数58人を28人削減し定数30人でおこなわれます。

 東海市議選(3月19日告示、26日投票)は4人減の定数24人、小坂井町議選(5月8日任期満了)は4人減の定数14でおこなわれます。

 日本共産党はこれらの選挙で、議席占有率の引き上げ、議案提案権の獲得、議席空白の克服の目標を掲げ、党議席の確保・増加に全力をあげています。