1月17日「しんぶん赤旗」
陸上自衛隊が田原市の大山(標高328メートル)に新設したヘリコプター訓練場で訓練を開始しようとしている問題で、訓練に反対する住民が15日、山頂の訓練場を包囲し「人間の鎖」をつくりました。
地元住民や自然環境団体、平和団体などでつくる「渥美・大山1・15人間の鎖実行委員会」の主催。3歳の子どもから74歳まで県下各地から約180人が参加しました。
山頂で開いた集会で、「大山のヘリコプター訓練場化を認めない会」の大羽康利事務局長は「大山はオオタカなどの繁殖地で貴重な自然が残っています。自然豊かな山を訓練場にしてはいけない」と訴えました。
集会後、「自然を守ろう」「ヘリ訓練場反対」などと書いた横断幕やのぼりを持って全員が手をつなぎ訓練場を包囲し「大山の自然を守ろう」などと唱和しました。