1月17日「しんぶん赤旗」
日本共産党愛知県委員会と民主青年同盟愛知県委員会は12日、名古屋市立西陵高校(岡田修校長)を訪れ、高校生の就職問題で懇談しました。梅原紀美子、わしの恵子両名古屋市議、高橋真生子・党県青年学生部副部長、並川穂高・民青同盟県副委員長が参加しました。
同校では希望者全員の就職が内定しています。岡田校長は、今年の就職状況について「数年間、求人がなかった企業からの求人があったり、昨年は1人しか採用しなかった企業が複数採用するなど求人数が増加しました。人材派遣会社からの求人も増加しています」などと説明。わしの市議らが「進路指導で工夫していることは」「中途退学者の就職支援は」などと質問しました。
「人材派遣会社の求人は正規雇用とはいえない状況で問題があり、正規雇用の企業に就職するよう指導しています」と進路指導担当者。企業から講師を呼んでの講演会やインターンシップの充実、中途退学者へは定時制や通信制高校への転学指導、ヤング・ジョブあいち(青年就職支援センター)の紹介などの取り組みを語りました。
懇談後、就職支援のための介護福祉実習室や情報処理実習室を視察。学校側から「介護福祉機器は新しく購入したもので生徒も喜んでいますが、パソコンなどは古くなって新機種を購入したいので予算措置を」などの要望が出されました。
党県委員会は、名古屋市内の商業高校や工業高校など全専門高校に就職実態アンケートを実施。各学校との懇談やアンケートをもとに国や県と交渉することにしています。