1月15日「しんぶん赤旗」
日本共産党名古屋市議団(村瀬たつじ団長)は13日、市立則武保育園(中村区亀島)の廃園・民営化計画を白紙撤回するよう松原武久市長に申し入れました。
村瀬団長、わしの恵子、梅原紀美子、かとう典子、山口清明各市議が参加し、緊急耐震対策、市立保育園としての存続を求めました。応対した松永恒裕・健康福祉局長は「新しい保育園をつくりたい。申し入れの内容は市長に伝える」と答えました。
同保育園は老朽化が著しく、耐震診断で“優先的に耐震対策の検討が必要”との結果が出ていました。しかし、市当局は昨年末、父母の会や職員に「保育園の建て替えは、民間しか国の補助がつかなくなった」として、2007年3月末で同園を廃園し、4月から旧亀島小学校跡地に、社会福祉法人が運営する民間新園を開園させると通告。もし強行されれば、名古屋市立保育園では初めての民営化となります。
保護者からは「こんな大事な話を突然、年末に持ち出すのはひどすぎる」などの怒りの声が広がり、「廃園反対」署名は3日間で5830人分に。健康福祉局長に提出しましたが、局長は話し合いの席に姿を見せていません。
社会福祉法人への公募説明会は6日に実施され、申し込み受付は20日まで。一方的な進め方に、保育園関係者や住民から批判が出ています。