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【05.12.15】「医療制度改革大綱」日本共産党が学習会 負担増に不安次々

12月15日「しんぶん赤旗」

 日本共産党愛知県委員会は(岩中正巳委員長)は6日、名古屋市内で「医療制度改革大綱を考える」学習会を開催しました。医師や医療関係者、地方議員をふくむ60人以上が参加しました。瀬古由起子党県副委員長、八田ひろ子前参院議員がそれぞれあいさつしました。

 学習会では、西村秀一愛知県保険医協会事務局長(県社会保障推進協議会事務局次長)が講演し、政府と財界がすすめてきた医療制度改革によって、患者の一部負担が国際的にも重いものになっているなど事実にてらして説明。

さらに、今回の改悪(案)では、75歳以上の高齢者から平均で年間7万円の保険料を徴収(年金天引き)し、70-74歳の高齢者の1割負担を2倍にするなど高齢者を直撃。また高齢者医療の運営を市町村、政管健保も都道府県を中心に再編成し、国の責任を県と市町村に押しつけようとしていることを明らかにしました。

 会場からは、県保険医協会の荻野高敏副理事長が、「医療費の負担増のこと、安全な医療のためには医師や看護師が少ないことも話しながら“無駄な公共事業をやめさせれば、必要なお金はある”と署名を呼びかけている」と発言しました。高齢者医療の負担増などを心配する声も相次いで出され、「医療制度の改悪をくい止めたい」との発言が相次ぎました。