HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >

【02.11.30】名古屋市バスの赤字「公共交通再生の視点で」 市議会で佐藤議員が主張

2002年11月30日 「しんぶん赤旗」

 名古屋市議会は二十七日、本会議を開き議案外質問をおこないました。日本共産党は午前中、佐藤典生市議が質問に立ち、大きな赤字を出している市バス問題をただしました。

 佐藤市議は、市バスの採算性向上を名目におこなった路線再編が、路線・便数減らしのため、さらに乗客離れを招くという悪循環におちいっていると指摘。「利用実態に合わせて路線、便数を減らすという方法ではますます乗客離れが起きる」とのべ、「市バスの再生は交通局の問題だけではなく、都市交通のあり方という点を踏まえて再検討をするべきだ」「まちづくりについては、街の中心から車をなくし、公共交通の再生をはかるという視点ですすめるよ」と主張しました。

 バス事業再生の方策として、収益を上げている主要幹線や、地域幹線の利便性をいっそうあげて利用者を増やすとともに、補完路線、特定路線をコミニュティー系として整備をはかり、「100円バス」などのコミニュティーバス方式導入を提言しました。

 松原武久市長は「交通問題調査会では、自動車に過度に依存せず、公共交通機関の利用の方策について審議していただきたい」とのべました。 コミニュティーバス運行について市側は、実施は困難と答弁。このため佐藤市議は再質問で再考を求めました。

▲ このページの先頭にもどる