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【02.11.03】「異職種・遠隔地配転は脅し、リストラ強制はね返そう」――愛知支援共闘会議がNTT労働者を激励

2002年11月3日 「しんぶん赤旗」

 NTTリストラ反対闘争愛知支援共闘会議(議長、見崎徳弘・愛労連議長)は十月三十一日、名古屋市内で、NTTリストラ反対学習激励集会を開きました。百五十人が参加。NTTリストラを提訴した名古屋地裁の五人をはじめ、名古屋で働く静岡、愛媛、福岡で提訴した原告十一人が勢ぞろいしました。 (写真)

 見崎議長は「国が46%の株式を持つ大企業のNTTのやり方が間違っていたといわせよう」と激励しました。

 渥美雅康弁護士は「五十歳以上を退職させ、賃金を15%から30%切り下げて子会社で再雇用し、応じないものは遠隔地・異職種配転せよというやり方が法に照らして許されるのかどうかだ」と強調。「多くの労働者が賃下げに同意しないと今回のリストラは成立せず、同意を強制する手段として全国的異職種配転を脅しで使う。複合的な違法・脱法行為を公然と大規模にやるリストラを許してはならない」とのべました。

 通信産業労組の岩崎俊委員長もかけつけ、「退職・再雇用後も労働者に約束が守られていない。来年五十歳になる八千人の労働者に退職・再雇用の選択を迫っている。たたかいで近距離配転をかちとり労働者に会社に残ろうという雰囲気が起きると、会社は突如、大規模配転を通告。四十歳代の労働者から先が見えないと悲痛な声が寄せられている」と怒りを込めて告発しました。

 原告は「退職・再雇用を選び悔しい思いをした仲間もともにたたかう」(原告団長の南好孝さん、石川県から)「NTTは会社に残っても、移っても契約を守らない会社になった。制度を廃止したい」(高野長蔵さん、愛媛で提訴)と決意表明、会場からは拍手、「よし!」「頑張れ!」の声が起こりました。


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