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【02.08.10】13日から戦争展 「満州国」の資料も展示

2002年8月10日 「しんぶん赤旗」

 

<写真>戦争展で展示される関東軍憲兵隊資料を手にする倉橋正直実行委員長(左)=2日、名古屋市東区

 

 

 11回目を迎える、あいち・平和のための戦争展が13日、午前10時から、名古屋市中村区の愛知県中小企業センターで開かれます。17日まで。

 テロと報復戦争、日本の有事法制の動きなどのなか、過去の戦争の様々な資料を通して、いま起きている戦争について考える内容となります。

 特別企画は「満州国」(現在の中国東北部)の皇帝・溥儀に関する資料を展示している中国の「偽満皇宮博物院」に所蔵される渡辺崋山、松林桂月などの作といわれる日本画の掛け軸を展示。桂月の孫、松林明氏が初日の開会で説明をします。

 もうひとつは吉林省档案館(公文書館にあたる)にあった旧関東軍憲兵隊司令部の極秘資料です。敗戦で焼却処分しきれず土中に埋めた資料が発見されたもの。捕まえた中国人らをハルビン郊外にある731部隊の人体実験のために「特別移送」した文書など34点。14日午後1時から会場ミニステージで、档案館職員による説明があります。

 二つの貴重な資料は、岐阜、福井(憲兵隊資料)、京都(日本画)でも公開されます。

 ことし2月から本格的調査を開始した1万3千人をこえるといわれる愛知県の空襲犠牲者の名簿調査の中間報告と、会場での受付も行います。


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