HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >

【02.07.24】盲人用郵便、無料でこそ 八田議員、愛知県下を調査 70施設・団体から切々と

2002年8月1日 「しんぶん赤旗」

 日本共産党の八田ひろ子参議院議員(写真)は、 盲人用郵便の無料規定削除問題に関連して、愛知県下の視覚障害者関連団体に対する実態調査を行い、7月24日現在、愛知県盲人福祉連合会、名古屋ライトハウス、名古屋市鶴舞中央図書館点字文庫など70の施設・団体から回答が寄せられました。

 有料化された場合の影響については「無料でこそ図書館の社会的意味がある。有料になれば、郵便料が高く利用するものはない。点字図書館は郵便料無料だから意味がある」(点字図書館)、「毎週点訳を利用者に郵送しているが、その活動が制限される。点訳依頼者も減ると思う。金銭の負担が多いとボランティアも減る」(点訳ボランティア団体)との声が出されています。

 また、「無料規定削除」に対しては、「ぜひ条文化して下さい。付帯決議、国会答弁では年数が経て人が変わると忘れられる」(視覚障害者団体)、「削除しないでほしい。視覚障害者の方が楽しみにしているので」(社会福祉協議会)、「ぜひ無料規定を削除しないようにしてほしい」(盲学校)などの切実な要望が寄せられました。

 八田議員は、18日の総務委員会の中で実態調査に寄せられた声を紹介しつつ片山総務大臣を追及しました。大臣は「(点字郵便物は)無料でなければ(料金)認可しない」と答弁しましたが、法律への「無料規定」明記については拒否する姿勢に終始しました。

 八田議員は、引きつづき、削除された盲人郵便の無料規定復活をはじめ障害者福祉の拡充のために努力すると語っています。

 


▲ このページの先頭にもどる