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半田 作業員5人が死亡した事故現場 八田参院議員が現地調査

2002年3月19日 「しんぶん赤旗」

現場で説明を受ける八田議員(中央)と榊原市町(右端)=17日、半田市

 愛知県半田市本町の下水管清掃現場で高濃度の有毒ガスを吸い込んだ作業員5人が死亡した事故で、日本共産党の八田ひろ子参院議員は17日、いまも花束が供えられる事故現場を調査しました。半田市の榊原伊三市長、下水道課職員らが現場の様子などを説明しました。

 事故は11日午後2時40分ごろ発生。下水管の中は満ち潮で海水が逆流し、5人は水死したと見られます。事故当時、現場では硫黄臭の有毒ガス、硫化水素が高濃度で検知されました。

 市職員は「午後2時ごろに担当者が現場にいったときは送風機も稼働し、異常はなかった」と話します。

 昨年8月の事前調査で12.5ppmの高濃度の硫化水素が検知され、市は硫化水素が発生する危険性があると判断し、有毒ガス検知の徹底などを指示する仕様書を業者に渡していました。業者は「汚泥のかくはんによって硫化水素濃度が数千ppmに急激に増加する危険性がある」などと明記した施工計画書を作成していました。

 榊原市長は「5人も死亡者が出たことは残念で、関係者に申し訳なく思っている」と話していました。調査には党市議団も同行しました。

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